top of page
スズムシ科
スズムシ科
細く、クモのように長い脚が特徴的なグループである。日本にはこの科に属する2種が生息し、それぞれスズムシ亜科とサワマツムシ亜科に分類される。いずれも非常に美しい鳴き声で知られており、「鳴く虫の王様」と呼ばれることもある。
ヒバリモドキ科
ヒバリモドキ科
本グループに属する種は、体長1cmに満たない小型種が多い。生活様式は、草上や樹上で生活するヒバリモドキ亜科と、地上で生活するヤチスズ亜科の2つに大別される。生息環境は多様性に富み、樹上、草原、湿地、礫河原、荒れ地、海岸など、様々な環境に適応している。そのため、特異な生態を持つ種も含まれる。
カネタタキ科
カネタタキ科
体長は約1cm前後と小型で、扁平な体型と鱗片状の体表が特徴である。樹上生活者が多いが、バッタ目でありながら跳躍せず、ちょこまかと歩き回る独特の移動様式を示す。翅は小さく、鳴き声のバリエーションも少ないものの、概して美しく可愛らしい鳴き声を発する。ただし、種類によっては人間の可聴域外の音域の鳴き声を発するものも存在する。
ケラ科
ケラ科
土壌中にトンネルを掘って生活する、広義のコオロギ類に分類される昆虫である。前脚はモグラのそれに似た形状をしており、土壌掘削に特化している。体表には細かい毛が密生し、水上を浮遊することも可能である。さらに、外見からは想像し難いが、飛行能力も備え、夜間には灯火に飛来することがある。分類学的には、コオロギ科、スズムシ科、ヒバリモドキ科、カネタタキ科とは系統的に異なるグループに属する。
bottom of page