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Marinemobius asahinai
マングローブスズ
【分布】
南西諸島
【出現時期】
1年中
【出会いやすさ】
マングローブ林の泥の上で生活するヒバリモドキ科の仲間。成虫になっても翅はない。マングローブスズの生活リズムは潮の満ち引きに左右されており、満潮のときはオヒルギなどの幹に登って休み、干潮になると下の泥に降りて活動する。したがって、昼行性でも夜行性でもない。この特殊な概日リズムの仕組みは研究の対象となっていて、上げ潮の水飛沫が体内時計のリセットに関わっていると考えられている(Satoh et al. 2009)。
【成虫の姿】
オス
メス
【生態写真】
マングローブスズ初齢幼虫
ヒルギ林に堆積した落ち葉の下に多数のマングローブスズが潜んでいる。
マングローブスズ中齢幼虫
周年発生のため、泥の上にさまざまなステージの個体が見られる。満潮の時間でも、水が及ばないところでは活動しているようだ。
マングローブスズ♂
成虫になっても翅はない。体長は5mm程度と小さいので、意識して足元に目を向けないと気付かないかもしれない。
マングローブスズ♀
メスには産卵管があるので、雌雄判別はしやすい。地表の泥に産卵する。
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