top of page
Phaneroptera falcata
ツユムシ
【分布】
北海道・本州・四国・九州・南西諸島
【出現時期】
本土 :6月中旬~7月下旬
9月上旬~11月中旬
南西諸島:1年中
【出会いやすさ】
河川敷のような開けた草地でごく普通に見られる。年に2回発生し、最初の成虫は梅雨入りの頃に現れる。7月の終わりくらいになると一度パッタリと見なくなるが、9月上旬には次の世代が成虫になる。心なしか2化目の方が個体数が多く、出現期間も長いように感じる。日中よりも夜の方が見つけやすい。「ピチッ...ピチッ...」と小さな音で鳴く。周波数が高いので、年を取ってくると聴き取りにくくなる。
本種は奄美大島が分布の南限とされる。周年発生とまではいかないかもしれないが、多化性と思われる。また奄美大島以南の南西諸島には、よく似たリュウキュウツユムシが生息している。分布が被る奄美大島で見つけたときは注意が必要。
【成虫の姿】
オス
メス
【生態写真】
ツユムシ中齢幼虫
初夏や晩夏に開けた草原を探すと見つかる。緑色の体に細かい斑点があるのが特徴。
ツユムシ終齢幼虫
中齢以降の幼虫は大体同じような外見をしているので、翅芽の様子から成長段階を判断すると良い。
ツユムシ♂
昼夜問わず見られるが、夜の方が探しやすい。音は小さいが、近くを通ったときには聴こえるだろう。
bottom of page