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Pyrgocorypha formosana
ズトガリクビキリ
南西諸島(奄美大島以南)
8月下旬~7月上旬
リュウキュウチクなどの竹類に依存するキリギリスの仲間。奄美大島以南の南西諸島で生息が確認されている。その名の通り頭の先端が鋭く尖っているのが特徴。クビキリギスと体形がよく似ているが、ズトガリクビキリは前脚が黄色いので識別は容易。夜になると高いところに登り、「ジッジッジッジッ...」と大きな音で鳴く。沖縄ではジンジンムシと呼ぶそうだ。身の危険を感じると落下するように逃げるが、顎を開き威嚇することもある。春から初夏が成虫の主な活動時期で、夏に孵化した幼虫の多くは秋のうちに成虫になり、10月中には越冬モードに入る。そして翌春の3月頃から活動を再開し鳴き始める。
成虫の姿
オス
メス
生態写真
ズトガリクビキリ終齢幼虫
夜行性で、竹類の茎を食べる。幼虫はやや頭でっかちな風貌。
ズトガリクビキリ♂
羽化して間もない頃は飛翔して移動することがあるが、すぐに越冬準備に入る。
ズトガリクビキリ♂
アダンの葉上に止まるオス。竹林周辺にしかいないが、鳴く場所は高いところなら問題ないらしい。
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