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Tenodera sinensis
オオカマキリ
北海道・本州・四国・九州・伊豆諸島
本土 :8月下旬~12月上旬
開けた草原や林縁など、様々な環境で見られる大型のカマキリ。日本本土に広く分布しているが、北海道ではごく一部の地域に限られる。民家周辺にも出没するので、見かける機会は多い。チョウセンカマキリとは外見がよく似ているが、鎌の付け根が黄色いことで区別できる。他にも、後翅が黒紫色になる、翅端が丸みを帯びる、顔の模様にわずかな違いが認められるなど、識別ポイントが複数ある。メスは草本の茎や木の枝などに大きな卵鞘を産み付ける。その高さで冬の積雪量が分かるという説があるが、現在では否定されている。実際には雪の下に埋まっている卵鞘が多くあり、上に出て目に見えている部分だけを見て、「オオカマキリが積雪量を予想して産卵している」と錯覚してしまったと考えられる。
成虫の姿
オス
メス
生態写真
オオカマキリ中齢幼虫
体を伸ばして植物の茎か何かになり切っているが、バレバレである。
オオカマキリ♂
成虫オス。緑色型も、前翅が褐色の個体がほとんど。触角は長い。
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