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Trigonidium japonicum
キアシヒバリモドキ
【分布】
北海道・本州・四国・九州・伊豆諸島
【出現時期】
本土:3月~6月
【出会いやすさ】
開けた草原や林縁で見られるヒバリモドキ科の仲間。幼虫で冬を越し、春に成虫が出現する。一部が秋のうちに羽化することもある。黒い体に黄色の脚が本種の特徴。オスは鳴かないため、外見上はメスとほとんど変わらない。小顎髭で葉を叩き、振動で通信していると考えられている。ライフサイクルが同じキンヒバリやカヤヒバリとはしばしば混生し、幼虫の姿がよく似ていて紛らわしい。キアシヒバリモドキはやや恰幅がよく、褐色の斑紋が後脚に見られるため、注意深く見れば識別できる。
南西諸島と小笠原諸島には、本種とそっくりなオキナワヒバリモドキが生息している。また、西日本の温暖な地域にはクロヒバリモドキが分布する。
【成虫の姿】
オス
メス
【生態写真】
キアシヒバリモドキ♀
驚いて草むらから飛び出したメス。込み入った場所にいることが多いので、なかなか姿は見られない。
近縁種
Trigonidium cicindeloides
クロヒバリモドキ
本州・四国・九州の温暖な地域、および南西諸島に生息するヒバリモドキの一種。キアシヒバリモドキに似るが、脚はやや赤みがかった黄色で、前脚と中脚の脛節より先が黒くなるのが特徴。南西諸島では1年中成虫が見られる。
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